最初に入った生命保険

生命保険は人生で家の次に大きな買い物だと言われています。
たしかに1人が一生涯のうちに生命保険会社に支払う保険料は、数百万円から数千万円におよぶこともあります。
こんなに“高い”買い物であるのに、その商品のことを詳しく知らずに、なんとなく買って(加入して)しまう人がこれほど多いものは、生命保険だけだといっていいでしょう。
それは、従来の日本の生命保険の販売スタイルと、月々の引き落としという支払方法(一回一回の保険料はそれほど高額ではないので負担を感じにくい)が大きな要因だと思っています。

まず私が最初に生命保険に入ったときのエピソードを紹介します。
同じような状況で生命保険に入った方はとても多いと思いますので、特に珍しい話ではありませんが参考までに。

バブルの名残がまだ残っていた頃、新入社員として入社した会社でのことです。
まだ入社して間もない4〜5月の研修中に、会社に出入りしていたD生命のセールスレディ(おばさんでしたが)が声をかけてきました。
最初はアンケートのためにと生年月日などを書かされた覚えがあります。
それから、“私のために作った”という生命保険の設計書を持ってきて「あなたもいずれ結婚して家庭を持つんだから、将来の奥さんや子供のために保険に入っときなさい。若いうちに入ったほうが月々の保険料も安いからトクよ!」みたいな決まり文句で、しつこく勧誘してくるようになりました。
当時は生命保険なんて興味も関心もなく、知識も全くと言っていいほどなかったので、保険のおばさんの話を聞いているうちに、社会人になれば生命保険に入るのが当たり前なのかな、入ったほうがいいのかなと、少しずつ洗脳されていったようです。
今から思えばその保険のおばさんのアプローチの仕方は巧妙でした。
最初は死亡保険金5,000万円の提案をしてきて、その場合月々の保険料が20,000円近かったので正直高いと思いしぶっていましたが、その後死亡保険金を3,000万円に下げ保険料が12,000〜3,000円になったので、この程度なら大したことはないなと思ってしまったのです。
結局アプローチを受けてから1か月もしないうちに保険契約をしていました。
同期入社が10数名ほどいましたが、男はほぼ全員保険に入ったと記憶しています。
その後私は転職し、他の生命保険に入りなおしたので、D生命は結局10年も経たずに解約しました。

私がD生命から買った保険は、「定期付終身保険定期保険特約付終身保険)」という種類で(すすめられたのはそれだけでした)、私が60才になるまで事故や病気により死亡したり高度障害になると3,000万円の保険金が下りるというのが主な内容です。
しかし60歳を超えると保険金は100万円に下がってしまいます。
疾病特約も付いていましたが、D生命関係の書類はすべて捨ててしまったので、はっきりと思い出せません。

今になって考えると、よくこんな保険に入っていたものだと思います。
しかし20代前半だった当時は、60才なんて気が遠くなるくらい先のことなので、それほど疑問には思わなかったのです。
それに生命保険とはこういうものだと思い込み、他の種類の保険があることもよく知りませんでした。

私の体験からもわかるように、日本の生命保険会社は職域営業に重点を置いており、保険について知識が少ない新入社員を特にターゲットにしています。
これは保険についてよく知る前に囲い込んでしまおうという戦略です。
一度保険に加入させてしまえば、保険料は月々の自動引き落としだから、支払う方はそれほど痛みを感じません。
契約が終われば保険会社のセールスレディはほとんど顔を見せなくなるので、次第に保険に入っていること自体を意識しなくなります。
また、最終的には自分で決断して入った保険なので、これはいい保険に決まっているはずだという自己肯定の心理が働き、無意識的に自分の保険に対するマイナス情報をシャットアウトするようになります。

日本の保険会社はそのような心理をたくみに利用しながら、客にとって本当に必要ではない(保険会社が儲かるだけの)保険を売り続けてきたのです。
しかし、このような販売方法は法的には問題なくても倫理的にはどうでしょうか。
私自身は悪徳商法と変わらないと思っています。
また、生命保険会社の出入りを認めている(放置している)企業も同罪だと思います。
いい加減日本の会社は昼休みを含めて勤務時間中に生命保険の社員が社内に入ることを禁止するべきです。

本サイトは保険の見直しを考えている方はもちろん、まだ生命保険に加入していない若い方にも見てもらいたいと思っています。
そして、保険会社にだまされず、自分にとって本当に必要な生命保険を適切な時期に加入することで、私のように無駄な保険のために貴重なお金をドブに捨てるようなことがないよう強く希望しています。


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生命保険は決して難しいものでありません。
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